トホホな店2

二軒目紹介。
10日違いの誕生日の友人TAと、よく、合同誕生会をやる。
一緒に食事したり、プレゼント交換とかする。
前回、渋谷だったので、
今回は、横浜にしよう、という事になった。

食事はどこにするか、という事になり、
「ぐ◯なび」で、早速検索して、
関内にある、気軽なフレンチレストラン、
みたいなところに決定した。

予約の電話を入れた。
最初、頼りない感じの男の人が出て、
「予約したいのですが...」
と言うと、「おまちください」
と言って、どうやら店主らしい人に代わった。
なんか、ぶっきらぼうな人だ。

「明日、6時に二人、予約したいんですけど。
Bコースの、4800円でお願いします」
とその人に言うと、その人は
「予算はいくらですか」
などと、ヘンな事を言う。
ちゃんとBコース、4800円って言ってるじゃん。
と思い、
「は?」と、聞き返すと、
「インターネットにのせてあるのは、半年前のメニューなんで、
予算に合わせて、お好きな料理を用意するので」
とか言っている。
初めて行く店で、お好きな料理も何もないじゃん。
と思い、
「別にいいです」
と答えると、
さらにぶっきらぼうになって、
「じゃあ、お名前と電話番号お願いします」
面倒臭そうに聞いた。
なーんかヤな感じ。
名前と電話番号を言った後、
「ぐ◯なび」にクーポンがついていたので、
「あの、クーポンは使えますか?」
と聞くと、
「5000円以上じゃないと使えません」
とこれまた面倒臭そうに吐き捨てた。
そんな事一言も書いてないじゃん、なにそれ。
ウソじゃん。
使えないなら使えないで、
もっとちゃんと答えろよー
と思いながら、ムカムカしていた。

予約の時点で止めればよかったと
後になって後悔するのだった。

関内へTAと出かけ、
地図を見ながら、お店を探すと、
あった。
小さい古い店が並んだ通りの、古い中華料理屋さんの隣に。

TAと私は顔を見合わせた。
もしかしてここ?
と二人共ちょっとイヤな予感が増していた。

狭い店に入ると、
テーブルとテーブルがぴったりくっついていた。
予約の名札はその真ん中に置かれていた。
一人は通路側に、もう一人は
つま先立って、そのテーブルとテーブルの間を
そろそろと通って、壁側の全部つながった長椅子に
座らなければならないのだった。

お客さんはいない。
多分、電話で頼りなさそうな人と思った人が
客席に座って、何か作業している。
あの感じワルーと思った人はやっぱり、店主でシェフらしかった。
小さい厨房からギロっと見たりしている。

ワインを頼んで、乾杯してしばらくすると、
TAが
「欠けてる」と言う。
ワイングラスの縁が欠けていた。
取り替えてもらう。

料理がくる。
フランス料理風ならいいんだろー、みたいな味。
二品目になって、
TAが
「これ、髪の毛?」
と、言って、ニョッキだかを卵でとじたような
料理から、卵にまみれて短い髪の毛が出てくる。
オエー。
「わたし、A型だからさあ、気になるんだよね...」
と言ってTAは、またかえてもらう。
血液型は関係ないよ。気になるってばー。

特別、なんということもない、
でも、何か、あの店主らしいオヤジの味っぽい気のする、
料理が続き、
ステーキがでてくる。
ああ、焼き加減も聞いてくれなかったのね。
ヒレとは思えないカタさ。
4800円だから、こんなもんなんだよ、と言われているようだ。

デザートの前に、
頼りなさそうな人が、
「チーズはいかがですか」
などと聞いてくる。
二人とも、なんだかヘンな満腹感があったので、
断わった。

デザートは二人別々にそれぞれ3種類づつ
盛られてやってきた。
大皿に、
チョコレートケーキは風に飛びそうなほど
薄く、
ジェラートも小さじ一杯かあ?
な盛りつけ。
期待せずに食べたところ、
以外とおいしかった。
ようやく、
「おいしい」という言葉が出たのであった。

さっさと食べると、
支払いをし、これまた逃げるようにして、店を出た。

二人で、文句大会。
TA、
「今どきあんな店があったんだねー」
と驚いていた。
私、
「予約の時点で止めときゃよかったねー」
と、後のまつり。

お客さんは結局、ずーっと来なくて、
デザートらへんで、
私達がいるのを見て、入って来たらしい
カップルだけだった。
ああ、土曜日の夜、ディナータイムに二組...トホホ。

まとめ。
トホホな店二軒には共通する事がいくつかあった。
1.店主が変な威圧感。
2.お店の人が客席に座って作業している。
3.お客さんがいない。
4.頑固そうな店主と頼りなさそうな人、二人体制。
5.何かと、いらないモノをすすめがち。

何より、トホホな店には
いるだけで気が滅入るような、
重たい空気が漂っている。

これを感じとったら、すぐに
こちらが避けなければいけないのかもしれない。

トホホな店、二軒の紹介でした。