| 注意力欠如病 |
私の欠点は、随分昔から知っている。
いろいろ、あるのだけれど、
特に、注意力が欠如しているという点だ。
最近も思いっきり転んだ。
目先のマクドナルドに気をとられ、
足元の車止めのブロックに
つまづいたらしい。
しかも、走っていたので、
効果倍増なのだった。
パンツをはいていなければ、
私の右膝はもっと、大変なことに
なっていたに違いない...
買い物に出れば、
必要なものを買い忘れるのは
しょっちゅう、
料理に塩を入れ忘れるのも
日常茶飯事、
まあ、こんなものなら、
たいした事はないのだが、
人に迷惑をかけてしまうものは
やっぱりまずいと思う。
私の住んでいる部屋は
二階で、ベランダがない。
なので、洗濯を干したりするときには、
干したものは宙ぶらりんになる。
私の住む部屋の建物の横に
出入りする1メートル位の道があり、 塀がある。
その向こうに50センチ位の隙間があって
隣の家がある。
その50センチくらいの隙間に私はいろいろな物を
落としては、拾いに行った。
初めは大きなピンクのクッションが落ちた。
窓に干してあったのが、
バランスを崩して、落ちたのだ。
出入りする道に落ちず、
何故か隣の家と塀の間に落ちていた。
その次は洗濯物がいっぱい吊り下がった
じゃらじゃらのやつ。
それを取って来て、物干し竿の位置を
なおしていたら、手がすべり、
今度は、洗濯物と物干し竿いっぺんに
隙間に落下。
しばらくして、網戸の調子が悪かったので、
網戸をいったんはずして、元どおりにしようとしたら、
また、手がすべり、こわいことに、また落ちた。
何度か落としては、
隣の人に謝って取りに行っていたが、
さすがに、隣の人もむっとすることだろう。
罪の意識を感じながら、菓子折を持参し、謝った。
そして、数ヵ月前はなんと、ガラスの入った
額縁を落としてしまった。
掃除中に窓際に置いてあった額縁を倒してしまったらしく、
下の方で、カシャーンと割れる音を聞いて気がついた。
「人がいなかったから良かったけどね...」
隣の人はかなりのあきれ顔でそう言った。
ほんとに危ない。
私の注意力が足りないばっかりに
ひとつ間違えばたいへんな事になってしまう。
砕け散ったガラスの後始末をしながら、
私は反省した。
不幸中の幸いというか、落としたものは
すべてその隙間にすっぽり落ちている。
もしも、隣の家の屋根にぶつかって壊れたりでもしたら、
たいへんだ。
一回しでかした過ちは繰り返さないのが
普通なのにほんとに私は
何度も繰り返してしまう。
注意力欠如の病気かもしれない。
学習機能の欠如ともいえるかもしれない。
どっちにしろ、気をつけなくては...
隣のおばさん、ほんとにごめんなさい...
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