外国へ行ってみたいな、とあこがれているあなた。英語がちょっと好きだというあなた。詩や小説も好きだけど、それはあくまで趣味の話。世界に視野を広げて、国際紛争やテロがどうして起こるのか、国と国、人と人との争いが絶えないのはどうしてなのか、国際社会の仕組みはどうなっているのか、もっと考えてみたいというあなた。「グローバル人材」が求められているらしいけど、私にはとても無理と、引っ込み思案になっているあなた。
そんなあなたにピッタリのゼミが「笹島ゼミ」です。
ここは、文学部人文学科にある演習科目のなかで、文学や歴史、美術、芸術などとは全く無縁かもしれない「国際関係論」を学ぶ異色のゼミです。「国際関係論」は、英語で言うと、”International Relations” 略して「IR」と呼ばれている科目です。私は、2015年度に跡見学園女子大学へ着任しました。これから、IRを一緒に学ぶ仲間を少しずつ増やし、「IR コミュニティ」を形成していきたいと思っています。
ここではまず、「国際関係論」の理論と歴史について、基本的な考え方を学んでいきます。そのうえで、アメリカ外交、安全保障、日米中関係、国際機関、トランスナショナル・アクター(脱国家的行為体)などに関連する文献を順次、講読し、議論を重ねていきます。現代の紛争と平和について考えることがゼミの共通テーマです。その際、現実に起こっている国際事象の動きに注意し、ジャーナリスティックな視点を大切にします。
演習内容は、グループ研究と個人研究の二本立て。三年次は、主にグループ研究を中心として、ディスカッションを深めていきます。四年次は、卒業論文のテーマを定め、資料収集と分析を進める個人研究に移行していきます。
趣旨に賛同してくださる皆さんのご参加をお待ちしております。
笹島 雅彦
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